報告と根拠
2026年11〜12月 最初の停止の実行と第2クール完了
公開
2026年11月〜12月の定例報告です。10月に決めた方針にしたがって実際にプログラムを止め、第2クールを締めた2ヶ月でした。前回の報告は 2026年10月の活動報告 をご覧ください。
この2ヶ月の要点
① 38本を停止し、影響ゼロで廃止を確定しました。 推定死亡46本のうち、4条件が揃った38本を11月に段階的に停止しました。1ヶ月の観察期間で業務影響は出ませんでした。 ② 残り8本は止めませんでした。 現場確認で「使っている」「不明のまま」となったものです。止めなかったことも成果として記録します。 ③ 正本を回収しました。 未提供だった199本のうち163本の正本を特定し、36本は現存しないことを確認しました。特定した正本は構成管理(Git)への取り込みを完了しました。 ④ 第2クールを締めました。 結果を次年度の中期経営計画・IT投資計画に反映しています。
フェーズの現在地
| フェーズ | 期間 | 状態 |
|---|---|---|
| PoC(手法の妥当性検証) | 2026年4〜6月 | 完了 |
| 限定適用(判定を現場で確かめる) | 2026年7月 | 完了 |
| 本格展開A(全社スクリーニング) | 2026年8〜9月 | 完了 |
| 本格展開B(意思決定と第1次切除) | 2026年10〜12月 | 完了 ← この報告で締め |
| 実行・定着(モダナイゼーション) | 2027年1月〜 | 予定 |
目次
1. 第1次切除の結果
推定死亡46本を対象に、10月に定めた4条件(推定・現場確認・監視期間・戻し方)で仕分けました。
| 区分 | 本数 | 状態 |
|---|---|---|
| 停止 → 観察 → 廃止確定 | 38本 | 11月に停止。1ヶ月の観察で業務影響なし |
| 停止しない(現場で使用中) | 数本 | 移行先の設計対象へ回す |
| 停止しない(不明のまま) | 数本 | ログ監視を継続。年度をまたぐ処理の確認待ち |
停止はすべて「止める → 観察する → 撤去する」の順で行い、撤去までは即座に戻せる状態を保ちました。戻す必要は発生しませんでした。
2. 止めなかった8本
止めなかったことも成果です
推定死亡と出ていた8本を止めませんでした。内訳は、現場確認で「使っている」と分かったものと、「不明のまま」で監視を継続しているものです。いずれも低頻度処理でした。 数字のうえでは削減本数が減りますが、これらを機械的に止めていれば業務が止まっていた可能性があります。推定だけで実行に踏み切らない手順が働いた結果です。
3. 正本の回収
PoC からの積み残しだった「実ソース未提供199本」に決着をつけました。
- 163本: 本番モジュールの SHA256 照合で正本を特定し、構成管理(Git)へ取り込みました
- 36本: 探索の結果、現存しないことを確認しました。台帳から落とし、廃止済みとして整理しました
これで「正本がどこにあるか分からない」状態は解消しました。以後の改修は構成管理を経由します。
4. 第2クールの締め
第2クール(2026年8〜12月)の成果を、次年度の中期経営計画・IT投資計画に反映しました。
- 削減で浮いた保守費の配分(守る投資 / 攻める投資)を 経営ダッシュボード に反映
- 年度別の実行計画は モダナイゼーション・ロードマップ を更新
- 領域ごとの進捗は 全社システム資産マップ の診断ジャーニーに反映
5. 次のフェーズへ
2027年1月からは、切って終わりではなく残すものを作り替えるフェーズに入ります。続きは 2027年1〜3月の活動報告 をご覧ください。