資産の全体像

全社システム資産マップ

どのシステムを減らすかを決めるには、まず全体に何があるかを把握する必要があります。 このページでは、未来明るく電力 の基幹システムを領域ごとに並べ、どこまで調べ終わっていて、どこがこれからかを示します。 評価が終わっているのは 領域A〜D(料金CIS・送配電設備・需給給電・電力取引託送)と共通基盤です。発電やERPを含む残りの領域は、第2クールの全社スクリーニングで調べます。

把握状況サマリー

評価完了の領域

5領域/ 全体の領域数は未確定

2026年7月4日 時点

領域A〜Dと共通基盤。全体の領域数はスクリーニングで確定します

棚卸し済みプログラム

596領域A〜Dと共通基盤

2026年7月4日 時点

全社の一部です。残りの領域はこれから調べます

推定判定済み

397/ 596本

2026年7月4日 時点

推定現役 269 / 推定休眠 82 / 推定死亡 46

削減・統合の余地

約3割採点済み 397本のうち

2026年7月4日 時点

採点済みのうち32.2%が動いていないと見られます。全社の値はこれから出します

資産ツリーマップ(どこに資産が集まっているか)

外枠が業務領域、内側の1マスがシステムで、面積はプログラムの本数(596本)です。依存の線は引いていません。プログラムの量がどこに集まっているかだけを見る図です。「死活の推定」に切り替えると、各マスが「使われている証拠がない割合」で色分けされます。割合が低いほど青、高いほど赤です。

塗り分け
  • A · 料金・顧客情報(CIS)188
  • B · 送配電設備管理144
  • C · 需給運用・給電92
  • D · 電力取引・託送92
  • 共通・その他80
A · 料金・顧客情報(CIS) (188)料金計算 — 領域A: 料金・顧客情報(CIS) / 50本料金計算検針管理 — 領域A: 料金・顧客情報(CIS) / 38本検針管理契約管理 — 領域A: 料金・顧客情報(CIS) / 36本契約管理収納・消込 — 領域A: 料金・顧客情報(CIS) / 32本収納・消込顧客対応(CRM) — 領域A: 料金・顧客情報(CIS) / 32本顧客対応(CRM)B · 送配電設備管理 (144)設備台帳 — 領域B: 送配電設備管理 / 37本設備台帳工事管理 — 領域B: 送配電設備管理 / 33本工事管理保全計画 — 領域B: 送配電設備管理 / 31本保全計画停電管理 — 領域B: 送配電設備管理 / 24本停電管理図面・GIS — 領域B: 送配電設備管理 / 19本図面・GISC · 需給運用・給電 (92)給電指令 — 領域C: 需給運用・給電 / 25本給電指令系統運用 — 領域C: 需給運用・給電 / 25本系統運用需給計画 — 領域C: 需給運用・給電 / 23本需給計画予備力管理 — 領域C: 需給運用・給電 / 19本予備力管理D · 電力取引・託送 (92)卸電力取引(JEPX) — 領域D: 電力取引・託送 / 24本卸電力取引(JEPX)託送業務 — 領域D: 電力取引・託送 / 18本託送業務スイッチング — 領域D: 電力取引・託送 / 18本スイッチングインバランス精算 — 領域D: 電力取引・託送 / 16本インバランス精算需要予測 — 領域D: 電力取引・託送 / 16本需要予測共通・その他 (80)マスタ管理 — 共通・その他 / 20本マスタ管理バッチ基盤 — 共通・その他 / 18本バッチ基盤帳票基盤 — 共通・その他 / 17本帳票基盤連携基盤(ESB) — 共通・その他 / 13本連携基盤(ESB)認証・権限 — 共通・その他 / 12本認証・権限
データ表で見る(領域・サブシステム別の本数と死活の内訳)
領域サブシステム本数推定現役推定現役(部分証拠)推定休眠推定死亡証拠不足(未採点)
A · 料金・顧客情報(CIS)料金計算502551163
A · 料金・顧客情報(CIS)検針管理38233741
A · 料金・顧客情報(CIS)契約管理36156690
A · 料金・顧客情報(CIS)収納・消込321241150
A · 料金・顧客情報(CIS)顧客対応(CRM)32158504
B · 送配電設備管理設備台帳371841113
B · 送配電設備管理工事管理33106683
B · 送配電設備管理保全計画31179104
B · 送配電設備管理停電管理241110102
B · 送配電設備管理図面・GIS1973522
C · 需給運用・給電給電指令25143008
C · 需給運用・給電系統運用25123109
C · 需給運用・給電需給計画23160007
C · 需給運用・給電予備力管理19105004
D · 電力取引・託送卸電力取引(JEPX)24126006
D · 電力取引・託送託送業務1890234
D · 電力取引・託送スイッチング1866105
D · 電力取引・託送インバランス精算1682312
D · 電力取引・託送需要予測1667102
共通・その他マスタ管理20118100
共通・その他バッチ基盤1837035
共通・その他帳票基盤1718620
共通・その他連携基盤(ESB)1345220
共通・その他認証・権限1247100

死活は2026年7月4日時点の推定です。3区分(推定現役 / 推定休眠 / 推定死亡)の採点が付いていないプログラムは、次の2つに分けて数えています。「推定現役(部分証拠)」は、他プログラムからの呼び出し・テーブル操作・仕様書のどれかが見つかったものです。「証拠不足」は、どれも見つからなかったものです。使われていない可能性が高いものの、確定するには実行ログとDBのデータが要ります。

領域を調べる5つのステップ

どの領域もこの5ステップで進めます。評価済みの領域(A〜Dと共通)はステップ3まで終わり、いまは処置の方針を検討しています。全社はこれからステップ1(棚卸し)に着手します。

ステップ内容評価済み領域全社
1. 資産の棚卸しプログラム・DB・仕様書を集めて、依存関係から全体の構成を組み直します完了完了
2. 環境の再現と裏取り本番に触らない複製環境を作り、実データや実行ログと突き合わせます完了完了
3. 死活の推定判定5つの証拠で採点し、推定現役 / 推定休眠 / 推定死亡に分類します完了完了
4. 処置方針の決定廃止・維持・ラップ・改修・刷新のどれにするかを領域ごとに決めます完了進行中
5. 安全な切り替え新旧を並行して動かし、結果の差を見ながら段階的に切り替えます。問題があれば戻せます進行中予定

領域ごとの状況

領域は業務のまとまりでシステムを区切った単位です。スクリーニングが進むたびに、ここに領域を追加します。

領域A: 料金・顧客情報(CIS)

推定判定 完了

検針・料金計算・請求・収納・契約管理を扱う領域です。需要家と直接やり取りします。メインフレームとCOBOLの時代から改修を重ねてきたため、古いプログラムが多く残っています。

棚卸し済み 188 推定判定 154 本 / 未採点 34
推定現役 90推定休眠 40推定死亡 24
  • 採点154本のうち64本(41.6%)が動いていないと見られます。5領域で最も削減の余地があります

領域B: 送配電設備管理

推定判定 完了

設備台帳・工事管理・保全計画・図面/GIS・停電管理を扱う領域です。発送電分離後の中心にあり、老朽設備の更新計画と一緒に検討します。

棚卸し済み 144 推定判定 98 本 / 未採点 46
推定現役 63推定休眠 24推定死亡 11
  • 採点98本のうち35本(35.7%)が動いていないと見られます

領域C: 需給運用・給電

推定判定 完了

需給計画・給電指令・系統運用・予備力管理を扱う領域です。一時も止められないため、減らす対象ではなく、守って中身を見えるようにする対象です。

棚卸し済み 92 推定判定 53 本 / 未採点 39
推定現役 52推定休眠 1推定死亡 0
  • 採点53本のうち動いていないと見られるのは1本(1.9%)だけです。ほぼ全部が現役です

領域D: 電力取引・託送

推定判定 完了

卸電力取引(JEPX)・インバランス精算・託送業務・スイッチング・需要予測を扱う領域です。制度改正のたびに改修が入るため、比較的新しいプログラムが多く残っています。

棚卸し済み 92 推定判定 52 本 / 未採点 40
推定現役 41推定休眠 7推定死亡 4
  • 採点52本のうち11本(21.2%)が動いていないと見られます

共通・その他(全社基盤)

推定判定 完了

マスタ管理・帳票基盤・連携基盤(ESB)・認証/権限・バッチ基盤を扱う領域です。全領域がここに依存している一方で、使われないまま残ったプログラムが最も溜まりやすい場所でもあります。

棚卸し済み 80 推定判定 40 本 / 未採点 40
推定現役 23推定休眠 10推定死亡 7
  • 採点40本のうち17本(42.5%)が動いていないと見られます。基盤の刷新はここから始めます

発電・その他業務領域(スクリーニング済み)

調査中

発電所運転管理・燃料調達・ERP(財務会計/人事給与)・情報系など、PoCの対象外だったシステムです。第2クールの全社スクリーニング(2026年8〜9月)で棚卸しと領域の定義を終え、領域ごとの削減・統合の候補を洗い出しました。判定データのサイトへの反映は順に進めていて、いまは評価済みの5領域分を載せています。

いつ何を決めるか

3か月ごとに区切って進めます。第1クール(7〜9月)は全社スクリーニングと、評価済み領域の改善への着手です。第2クール(10〜12月)は優先度の高い領域を詳しく調べ、削減を実行します。年明けからは本格的な実行に入ります。

  1. 2026年7月

    全社スクリーニング開始(現地調査とAI解析)

  2. 2026年9月

    ヒートマップ完成。どこから止めるかの判断材料が揃う

  3. 2026年10月

    経営層が止める順番を決定

  4. 2026年12月

    第2クール完了。次年度の中期経営計画とIT投資計画に反映

  5. 2027年1月〜現在

    削減と刷新の実行(進行中)

  6. 2027年4月〜

    第3クール。発電・ERP領域の刷新に着手

詳細は資産評価レポートの次フェーズ計画を参照してください。

領域A・Bで進めていること

全社スクリーニングと並行して、評価が終わっている領域A・Bでは次の作業を進めます。進み具合はこのページで更新します。

  • 推定死亡46本の廃止

    2026年11月に38本を止め、影響がないことを確認して廃止しました。残り8本は現場確認で使用中と分かったため、監視を続けています

    完了
  • 構成管理(Git)の導入と正本の確定

    本番モジュールをSHA256で照合し、どれが正本かを特定しました。提供されていなかった199本のうち163本を回収し、36本は現存しないと確認しました

    完了
  • 依存グラフの運用開始

    影響範囲を調べるときの標準手順として、情報システム部門に展開しました

    完了
  • ステージング環境の構築

    本番と同じ構成の検証環境です。新旧を並行して動かすときに使います(2027年3月完成予定)

    進行中

この判定は 2026年7月4日 時点(資産評価PoC)の推定です。ご提供いただいた資料(ソースコード・DBデータ・2026年4〜5月の実行ログなど)の範囲で判断したもので、実際に動いているかどうかを確認したものではありません。このページの数値は 2026年7月4日 時点の解析結果です。対象は領域A〜Dと共通基盤で、全社スクリーニングが進むたびに更新します。

未来明るく電力

システム資産可視化