業務の流れと滞留
システム・業務構造マップ
24システムを領域ごとに並べ、その上にシステム間の関係を重ねた図です。ここで見分けたいのは、つながっているように見えて、実際は人が手で運んでいる線です。連携を自動・ファイル・CSV手動・転記・メール・不明の6種別に分け、 止まると影響が広いプログラム、重複しているプログラム、切り出しやすいシステムを名前で挙げます。
全体図
ブロックマップ
灰色の線はプログラムの呼び出しとテーブルの共有で、解析データから引いています。色の付いた線はシステム間の連携で、種別ごとに色を変えています(合成データ)。上のタブで種別を絞り込めます
- 依存・共有
- 実測
- 連携種別
- 合成
呼び出し依存(表示)
36本
システム間エッジ 全128本のうち上位
テーブル共有(表示)
20対
2つ以上のシステムが読み書きしているテーブルから引いた線です
システム間連携(図示)
14 / 18件
両端が24システムのどれかに当たる連携だけを図にしています。社外とのやり取りは下の一覧に出しています
つなぎ方
自動でつながっている連携は何本か
同じ「つながっている」でも、APIで自動連携しているのか、人がCSVを手で運んでいるのかで意味が変わります。ここではその内訳を出します
- データ
- 合成
- 各連携
- 出どころ付き
自動連携
5/18件
API・DB直結・ESB経由で、人手を介さずデータが渡る
ファイル
2/18件
所定の場所へファイルを出力し、転送・取込は自動化されている
CSV手動
5/18件
人がCSVを出力し、加工してから別システムへ取り込む
転記
2/18件
人が画面や帳票を見て、別システムへ手で入力し直す
メール等
2/18件
添付や本文でデータを送り、受け手が貼り付けて取り込む
不明
2/18件
連携の有無・方式が特定できていない。空白にせず「不明」として残す
人が挟まる連携
9 / 18件
CSVの手作業・転記・メールなどの合計です
人手の月間工数
約120人時
1か月あたりです(棚卸しが終わった連携の合計)
年間コスト換算
900万円
1人月100万円、1人月160人時で換算しています
自動化の打ち手あり
8 / 9件
API・イベント連携・RPAのどれかで置き換えられる見込みです
人がつないでいる連携(9件・工数順)
人が確かめた割合 67%設備の諸元を画面で確認し、工事表へ転記する
当日実績をメール添付で受領し、計画表へ貼り付ける
月次検針をCSV出力し、マクロで整形して取り込む
約定結果をダウンロードし、計画表へ貼り付けて調整する
精算結果を会計システムへ手で入力する
停電の発生・復旧見込みを口頭・チャットで共有し、応対履歴へ起票する
点検・更新計画をExcelで受け渡し、工事案件として登録し直す
計算結果を手動で配置し、帳票バッチを起動する
計画値を所定様式に整えて提出する
接続関係が不明 2件
要調査自動推定だけでは連携の実態は埋まりません。分からないものを空白にせず「不明」として残し、 ヒアリング・業務フロー・利用部門からの申告で確度を上げていきます。
系統運用 → 予備力管理
調整力の確保状況が反映されているが、連携方式を特定できていない
解析推定確度 低
図面・GIS → 設備台帳
夜間に同期処理があるとされるが、実装・頻度とも未確認
解析推定確度 低
人手連携をすべて自動化できた場合の年間削減余地は 855万円 です(打ち手が定まっている連携のみ)。実施順は改善優先度で判断します。
詰まり
止まると影響が広いプログラム
現役で、かつ他から多く呼ばれているプログラムです。止まったときの影響が広く、直したときの影響も広く及びます
- データ
- 実測(依存グラフ)
二重保守
重複しているプログラム
同じ処理の版違いやコピーは、直し忘れと二重の保守を生みます。まとめる優先候補です
- 重複群
- 実測
- 参考事例
- 合成
切り出し
切り出しやすいシステム
他システムとのつながりが少なく、現役の割合が高いか、保守の負担が大きいシステムです
- 数値
- 推計(依存×コスト)
条件に当てはまるシステムはありませんでした。
どこから整えるか
どこから整えるか
共通基盤への一本化、手作業の連携のAPI化、重複したプログラムの統合をどの順番で進めるかは、年度ごとの計画としてロードマップにまとめています。
この判定は 2026年7月4日 時点(資産評価PoC)の推定です。ご提供いただいた資料(ソースコード・DBデータ・2026年4〜5月の実行ログなど)の範囲で判断したもので、実際に動いているかどうかを確認したものではありません。 プログラムの呼び出しとテーブルの共有は依存グラフから数えた値です。システム間連携の種別・工数、ExeOdbcの事例、切り出し候補の保守額はデモ用の合成値と推計値です。 連携の種別はコードを読むだけでは判定できません。ヒアリング・業務フロー図・利用部門からの申告を重ねて精度を上げていきます。